ひととあやかしが共に暮らすことができる、最後の聖域。四国、高知の山奥にある隠れ里。茂伸(ものべの)へ、海からアプローチ場合最短距離に位置する港、高知港。そこで貴方が出会ったクラシカルファッションの少女の靴は、赤い靴。アメリカ帰りという少女にものべのへの経路を尋ねられ、親切に教えてあげたあなたは、やがて、それが運命ででもあるかのように、ものべので少女と再会します。少女の名はメリー。幸せに幸せに育ったことがすぐわかる、くったくのない明るさと、上品な物腰。ふたりはすぐに意気投合し、お散歩デートを重ねるうちに、メリーのヒールのチップがぽろりと落ちてしまいます。「どうしよう、とっても大事な靴なのに」メリーの悲しみをぬぐうため、メリーの大事な赤い靴を、あなたは修理し、磨き上げてあげます。あなたが磨き上げる手で、靴がくすみを落とすたび、鮮やかな艶を取り戻すたび、メリーの顔も輝きます。お礼にメリーが披露してくれるタップダンスのステップは、軽やかだけでど心地よく、あなたの鼓膜を、そしてこころを揺するでしょう。

イラストレーター : はすみ

シナリオ : 進行豹

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