ひととあやかしが共に暮らすことができる、最後の聖域。四国、高知の山奥にある隠れ里。茂伸(ものべの)――北海道からやってきた、小さな小さなコロポックルのパロポロのおうちはなんと、業務用大型冷蔵庫の中。パロプロの不思議な術で、コロポックルと同じ大きさになったあなたは、パロポロのおうちに招かれて、コロポックルの冬の暮らしをパロポロと一緒に体験します。お肌の保護にクリームを塗ってもらって、石狩鍋をホフホフ食べて、耳かきをしてもらったあとは、あたたかな布団に一緒にくるまって。パロポロが北海道弁で届けてくれる、なまらめんこいいやしとひやしのリラクゼーション、そのお耳で、どうぞご堪能ください。「リップクリーム。ほんのり桜のにおいするでしょー。えへへっ、パロポロのお気にいりなの。宝物なの。だから、ね?パロポロに特別やさしくしてくれた、ふーふーしてあーんしてくれた、お客さんにだけ、特別につかわせてあげたべさ。……したっけ、気にしないのさ。間接キッス。平気なの」

イラストレーター : Cura

シナリオ : 進行豹

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